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日本IHE協会 概要

日本IHE協会 概要
日本IHE協会代表理事 安藤 裕

1999年、アメリカでIHEの活動が開始され、すでに10年が経過しました。一般社団法人日本IHE協会は、2001年からIHE-Jとして活動を開始し、接続テスト(コネクタソン)などの実施により、IHE活動を行ってきました。

医療情報の分野では、電子カルテや医用画像管理システム(PACS)などが導入されつつあり、医療の情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)化が進んでいます。しかしながら、システムは巨大化し、そのシステムを十分に活用するには、それなりの知識やノウハウが必要となっています。

「このような知識やノウハウが無くても、うまく活用する方法は、ないだろうか?」という単純な疑問を解決できるのが、Integrating the Healthcare Enterprise(IHE)が提唱している業務シナリオの考え方です。

今までの標準化では、医療現場の仕事内容や業務の流れが十分に検討されないで、新しいシステムが導入され、システムが導入されたのだから業務の効率化や省力化などが当然期待されていました。

しかし、導入前に業務を正しく分析して、最適な業務シナリオを構築し、そのシナリオに沿ったシステムを導入することが自然の流れではないでしょうか?

今後は、電子カルテなどの院内の情報システムの構築から、病院間の情報共有の仕組みまで幅広く様々な業務シナリオを提供し、日常業務での問題点解決に少しでも役立つように活動しています。

2009年7月